デジタル大辞泉
「ロシュミット数」の意味・読み・例文・類語
ロシュミット‐すう【ロシュミット数】
セ氏零度、1気圧の気体1立方センチメートル中に含まれる分子数が2.6869×1019であること。1865年にロシュミットが測定。
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ロシュミット‐すう【ロシュミット数】
- 〘 名詞 〙 ( ロシュミットは Loschmidt オーストリアの物理化学者の名から ) モル分子数のこと。また、標準状態の気体一ミリリットル中の気体分子数をさす場合もある。
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ロシュミット数
ロシュミットすう
Loschmidt number
標準状態 (0℃,1気圧) の気体 1cm3に含まれる分子数を表わす普遍定数。その値は 2.686754×1019/cm3 。 1mol中の分子数を表わすアボガドロ数 (→アボガドロ定数 ) と同義に用いられたこともあるが,現在では前述のように区別されて,アボガドロ数を理想気体のモル体積 2.241383×104cm3/mol で割った数がロシュミット数である。
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「ロシュミット数」の意味・わかりやすい解説
ロシュミット数【ロシュミットすう】
0℃,1気圧の気体1cm3に含まれる分子数。2.6868×1019。オーストリアの物理化学者ロシュミットJoseph Loschmidt〔1821-1895〕が,1865年に気体の熱伝導から決定。かつてはアボガドロ数をロシュミット数と呼んだこともあった。
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法則の辞典
「ロシュミット数」の解説
ロシュミット数【Loschmidt's number】
0℃,1気圧で1cm3 の気体中に含まれる分子の数 . 記号はL ,アヴォガドロ定数*を標準状態におけるモル体積(2.2414×104 cm3)で割った値である.
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ロシュミット数
ロシュミットスウ
Loschmidt number
標準状態(0 ℃,1 atm)にある気体の1 cm3 に含まれる分子数.数値は2.687×1019.現在あまり使われない.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のロシュミット数の言及
【アボガドロ数】より
…現在ではX線を用いて実測されているが精度には問題があり,上記の数値も精密に測定されている他の基本定数値から間接的に求められたものである。なお,0℃,1気圧の気体1cm3に含まれる分子数をロシュミット数Loschmidt’s numberというが,ドイツ系の文献ではかつてアボガドロ数をロシュミット数と呼ぶ慣習があった。【小野 嘉之】。…
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