ローリングストック法(読み)ローリングストック

デジタル大辞泉 「ローリングストック法」の意味・読み・例文・類語

ローリング‐ストック

《〈和〉rolling+stock》家庭で、災害時に備えた食品備蓄方法の一。普段食事に利用する缶詰レトルト食品などを備蓄食料とし、製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足して、常に一定量の備えがある状態にしておくもの。ローリング備蓄循環備蓄

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ローリングストック法」の意味・わかりやすい解説

ローリングストック法
ろーりんぐすとっくほう

非常食を定期的に飲食し、使用した分を補充するという備蓄方法。循環備蓄ともいう。通常の非常食は3~5年ほど保存できる乾パンや缶詰などを備蓄しておき、消費期限が切れるころに入れ替えるが、消費期限が切れていたり、消費期限が近づいたときには、毎日食べ続けて一気に入れ替えなければならない、といったことになりやすい。また、食べ慣れていないため、非常時に食べ方にとまどったり、調理に必要なものがそろっていなかったりすることもある。ローリングストック法では、たとえば4日分の備蓄(12食分)であれば、毎月1食分を食べる日を決めておく。これにより、1年間ですべて入れ替えながら消費期限を保つことができる。この備蓄方法であれば非常食の消費期限は1年間で十分ということになり、消費期限が短いレトルトやフリーズドライタイプなど、幅広い食品を非常食に加えられるという利点がある。また、備蓄可能で日常的に飲食しているもの(米、カップラーメン、缶詰など)を普段買う量の2倍用意し、古いものから使って半分量になったら補充するという方法も推奨されている。こうした備蓄法は、食品ばかりでなく日用品についても応用できる。

[編集部]

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