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ロールス=ロイス Rolls-Royce Ltd.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロールス=ロイス
Rolls-Royce Ltd.

イギリスの世界第2位の航空機エンジンメーカー。 1906年 C.ロールズと H.ロイスの協力により自動車会社として設立,高級車シルバー・ゴーストを発売。騒音の少いエンジン,乗り心地のよさ,王者の風格をもつ自動車をつくることで有名になった。 15年航空機エンジンの生産を開始し,高級乗用車の製作のかたわら航空機エンジンメーカーとしても発展。 31年自動車メーカーのベントレーを買収,49年にはジェットエンジンを開発した。 66年イギリスのブリストル・シドレーを買収して世界第2位の航空機エンジン会社に成長したが,70年経営危機に陥り,71年倒産。そのためイギリス政府が肩代りして現在の新会社ロールス=ロイス (国有企業機関ナショナル・エンタープライズ・ボードが支配する) を設立,航空機用・船舶用エンジン部門を継承して再発足。また自動車部門と小型航空機用レシプロエンジン部門はロールス=ロイス・モーターとして分離した。なお分離独立したロールス=ロイス・モーターは 80年ビッカースに吸収合併されたが,98年6月にはドイツの自動車メーカー,フォルクスワーゲンに買収された。現在はロッキード L1011トライスター,ボーイング 747向けエンジンを製造,大型ツインエンジン機では世界シェアの 80%を占める。戦闘機,戦闘ヘリコプタの分野でも定評があり,ヨーロッパ共同開発機のエンジンも担当。近年では3~50メガワット級を中心とする発電用タービンも売上げの3割以上に達している。年間売上高 43億 3400万ポンド,総資産 44億 200万ポンド,従業員数4万 2600名 (1997) 。 99年ビッカースを買収し,船舶用エンジン部門を強化した。

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