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ワイエルシュトラス Weierstrass, Karl (Theodor Wilhelm)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワイエルシュトラス
Weierstrass, Karl (Theodor Wilhelm)

[生]1815.10.31. オステンフェルデ
[没]1897.2.19. ベルリン
ドイツの数学者。パーデルボルンのカトリックのギムナジウム卒業後,19歳のとき,法律学と財政学を学ぶためにボン大学に入学。しかし,あまり出席しなかったらしく,卒業検定試験も受けないで家に帰る。家で遊んで暮せる経済状態ではなかったので,ミュンスター・アカデミーという大学に入り (1839) ,数学を勉強する。ここで C.グーデルマンに大きい影響を受け,関数のべき級数展開について研究を始めた。卒業検定に受かり (41) ,ドイッチェ・クローネのギムナジウムで (42~48) ,続いてブロウンスベルクのオーバー・ギムナジウムで (48~56) 数学を教えた。この間,低給料に甘んじながら,ひとりで数学を研究し,数編の論文を書いた。 1854年,『クレーレ・ジャーナル』に論文『アーベル関数の理論』を発表し,第一級の数学者として認められるにいたる。 56年ベルリンの王立工芸学校教師。この年の秋からはベルリン大学助教授,64年ベルリン大学教授。研究論文の数はそれほど多くない。研究は解析学全般にわたるが,その第1の業績はべき級数のうえに複素関数論を基礎づけ,収束域の概念を明確にし,完全に厳密に関数論を展開したことである。と同時に 19世紀後半の「数学の算術化」と呼ばれる,最も単純な算術の概念への解析学の原理の還元においても,大きい貢献をしている。

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大辞林 第三版の解説

ワイエルシュトラス【Karl Theodor Weierstrass】

1815~1897) ドイツの数学者。複素関数論はじめ関数論について多くの業績をあげる。解析学を厳密に基礎づけ、近代解析学の父とも呼ばれる。

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