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ワトワート Watwāt, Rashīd al-Dīn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワトワート
Watwāt, Rashīd al-Dīn

[生]1114頃.バルフ
[没]1182
ペルシアの詩人。ホラズム・シャー朝のアトスィズ王に仕えた宮廷頌詩詩人で,ペルシア語アラビア語に精通し,書記,学者としても知られた。作品には,頌詩を主体とする『ワトワート詩集』 Dīwān-e Watwātのほかに,修辞学と作詩法に関する散文書『魔法の園』 Ḥadā'iq al-sihr,『書簡集』 Nāmehāye Watwātがあり,いずれも高く評価されている。セルジューク朝スルタン,サンジャルと彼との逸話は中世以来名高い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ワトワート
わとわーと
Rashd Waw
(1114ころ―1182)

ペルシアの詩人。バルフに生まれ、ホラズムシャー朝の王アトスィズに仕えた宮廷詩人。学者としても名高く、ペルシア語の修辞学と作詩法に関する散文作品『魔法の園』や『書簡集』でも知られる。約8500句からなる『ワトワート詩集』は頌詩(しょうし)を主体とし、描写力にたいへん優れる。アラビア語にも精通し、頌詩をつくった。彼の詩には深い学識がよく現れている。[黒柳恒男]

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世界大百科事典内のワトワートの言及

【農書】より

…未刊行の写本によれば,この書は土壌の性質や灌漑方法の記述に始まり,続いて小麦・大麦,野菜,果樹などの栽培法が各論の形で述べられている。この記述様式はその後のアラブ農書に大きな影響を与え,カイロの著作家ワトワートWaṭwāṭ(1235‐1318)は《ナバテア人の農業書》にエジプトの実情を加味して《考察の喜び》を著した。西方のアンダルスでも,トレドのイブン・バッサールlbn Baṣṣāl(?‐1105)は,東方イスラム世界の農学を導入して《簡潔と弁明の書》を書き,同じころグラナダのティグナリーṬighnarīも《果樹園の美》と題する農書を著した。…

※「ワトワート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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