20世紀西洋人名事典 「ヴィルヘルムライン」の解説
ヴィルヘルム ライン
Wilhelm Rein
1847.8.10 - 1929.2.29
ドイツの教育学者,宗教教育学者。
元・イエナ大学教授。
アイゼナハ生まれ。
イエナ大学で神学を修め、シュトイにヘルバルト教育学を学ぶ。大学卒業後、師範学校の教師、校長を経て、1886〜1923年年シュトイの後任としてイエナ大学教育学教授を務める。ヘルバルト派教育学者の代表的学者として、実践的、世界的普及に貢献した。「形式的段階」を「予備・提示・比較・総括・応用」と、実践現場で採用しやすいものにし、個性的道徳教育を強調、形式主義を克服しようとした。著書に「教育学百科」(10巻、1894〜1899、1902〜10年)、「倫理学綱要」(’03、’20年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報