ヴァチカン(その他表記)Vaticano[イタリア],Vatican[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴァチカン」の解説

ヴァチカン
Vaticano[イタリア],Vatican[英]

ローマ市西北隅の一角。もと同名の丘の下にネロ帝の競技場があり,そこで使徒ペテロが処刑されたとの伝説から,4世紀にサン・ピエトロ教会が建てられた。隣接のヴァチカン宮に,1377年アヴィニョンから復帰した教皇座が置かれ,以来教皇庁本拠としてカトリック総本山となり,ヴァチカンの語が教皇庁を意味するようになった。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ヴァチカン」の解説

ヴァチカン
Vatican
原名 Città del Vaticano

イタリア中部,ローマ市のティベル川右岸にあるローマ教皇元首とする国
ローマ皇帝ネロの迫害による聖ペテロの殉教の地であることから,6世紀初めに教皇庁が建てられた。16〜17世紀にはサン−ピエトロ大聖堂が改築され,ローマ−カトリック教会の大本山として尊崇された。1929年のラテラン条約結果,教皇庁を中心ヴァチカン市国として独立した。面積0.44㎢。

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