…2本の柱が安定を増すために八字形に傾いているものは,その傾きを〈ころび〉という。なお,2基以上の鳥居がある場合には,外界に近いものから〈一の鳥居〉〈二の鳥居〉などと呼ぶ。
[様式の種類と変化]
形式により材料によって古来さまざまな分類がおこなわれているが,神明(しんめい),鹿島(かしま),八幡(はちまん),明神,両部などはなかでも代表的で,靖国,春日,稲荷,住吉,山王,三輪などの名も知られている(図2)。…
※「一の鳥居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」