一世の源氏(読み)イッセノゲンジ

精選版 日本国語大辞典 「一世の源氏」の意味・読み・例文・類語

いっせ【一世】 の 源氏(げんじ)

  1. (みなもと)の姓を天皇から賜わり、臣下となった皇子。親王の子で源氏になるのを、二世の源氏というのに対する。嵯峨天皇の皇子、源信(みなもとのまこと)をその最初とする。
    1. [初出の実例]「凡一世源氏有犯、遣疏就弾之」(出典延喜式(927)四一)
  2. 天皇の子で臣下となった人。臣下と結婚した内親王
    1. [初出の実例]「つつみてのみ過しけれど、一世の源氏の心魂、人に勝れ給へりけるを得て」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む