デジタル大辞泉 「心魂」の意味・読み・例文・類語
しん‐こん【心魂/神魂】
[類語]心神・心頭・精神・
こころ‐だま【心▽魂】
「入相の鐘袋に―を籠めて」〈浮・永代蔵・五〉
2 心意気。度胸。きもったま。
「大場に住める商人の―各別に広し」〈浮・胸算用・五〉
3 霊魂。
「我は
「だま」は「たましい」の「たま」と同語源だと思われるが、「こころだましい」は中古に、「こころだま」は近世になってから見られる。従って、「こころ」に「たま」が付いたのではなく、中世の「きもだましい」が近世に「きもだま」「肝っ玉」と変化したように、「こころだましい」から変化したものとも考えられる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報