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一事両様 イチジリョウヨウ

デジタル大辞泉の解説

いちじ‐りょうよう〔‐リヤウヤウ〕【一事両様】

一つの事を二通りに見たり、言ったりすること。二枚舌。
「今はまたさういはぬとは、―なる事を」〈咄・醒睡笑・一〉
鎌倉幕府の訴訟上の用語。訴えの係属中に同じ訴人が同じ訴えを別に提起すること。幕府はこれを禁じた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

いちじりょうよう【一事両様】

一つのことを二通りに言うこと。説を変えること。二枚舌。 「今はまたさう言はぬとは-なる事を/咄本・醒睡笑」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の一事両様の言及

【庭中】より

…庭中では原判決の記録を用意し,担当奉行と訴論人を召喚して対決させたようである。内容的には,提訴したのに奉行が手続を進行させず20日以上を経過した,相手方が一事両様の訴(同一案件の二重訴訟)を提起した,当事者にあてるべき召文を最初から使節あてにした,などの事例があるが,庭中は関東では口頭だから,もともと史料の残る可能性が少なく,不明の点が多い。 室町幕府の場合は庭中方が設けられ,庭中方管領が責任者である。…

※「一事両様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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