一粒護符(読み)いちりゅうごふう

精選版 日本国語大辞典 「一粒護符」の意味・読み・例文・類語

いちりゅう‐ごふうイチリフ‥【一粒護符】

  1. 〘 名詞 〙 病気が治るように寺から戴いて飲む、小さな粒状護符東京、葛飾区柴又題経寺(帝釈天)の寺伝によると、天明一七八一‐八九)頃、疫病が流行した時、日敬が病人に飲ませたのが初めという。
    1. [初出の実例]「中山の剣難除(よけ)に、駒木の腹帯、柴又の一粒御符(イチリフゴフウ)」(出典歌舞伎小袖曾我薊色縫十六夜清心)(1859)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android