一般教書演説(読み)イッパンキョウショエンゼツ(その他表記)State of the Union Address

デジタル大辞泉 「一般教書演説」の意味・読み・例文・類語

いっぱんきょうしょ‐えんぜつ〔イツパンケウシヨ‐〕【一般教書演説】

米国大統領が、合衆国憲法第2条に基づいて、連邦議会両院に対し、内外情勢報告し、主要な施策方針を表明するために毎年行う演説通例1月の最終火曜日に行われる。

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共同通信ニュース用語解説 「一般教書演説」の解説

一般教書演説

米大統領が憲法規定に基づき、国の現状や向こう1年間の内政外交の方針を議会に説明する演説。最も重要視される大統領演説の一つで、予算教書、経済報告と並んで「三大教書」と呼ばれる。三権分立が厳格な米国で、行政の長である大統領は法案提出権を持たないため一般教書を通じて政策実行を議会に求める。多くの国民テレビ中継を目にするプライムタイム(夜の高視聴率帯)に実施する慣例は1965年にジョンソン大統領が始めた。(ワシントン共同)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「一般教書演説」の意味・わかりやすい解説

一般教書演説
いっぱんきょうしょえんぜつ
State of the Union Address

アメリカの大統領が連邦議会両院に対し、重要な内外政策に関する報告および1年間の施策方針(一般教書ないし年頭教書)を口頭で表明する演説のこと。通例、毎年1月の最終火曜日に行われる。

[編集部]

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知恵蔵mini 「一般教書演説」の解説

一般教書演説

米国大統領が連邦議会両院の議員に対して行う施政方針演説のこと。「教書」とは「国の状況についての報告及び政策提案」のことを言い、議会による特別な招待の下で、大統領が上下両院議員に対して教書を口頭で演説することが慣習化したもの。通常1月に行われ、「予算教書」「大統領経済報告(経済教書)」と合わせて三大教書と呼ばれる。1790年1月8日、初代大統領ジョージ・ワシントンが行ったのが初の一般教書演説で、第33代大統領ハリー・S・トルーマン以来、テレビ中継が行われるようになった。

(2013-2-15)

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