一葉草(読み)ヒトハグサ

精選版 日本国語大辞典 「一葉草」の意味・読み・例文・類語

ひとは‐ぐさ【一葉草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物きり(桐)」の異名。〔蔵玉集室町)〕
  3. 植物「すみれ(菫)」の異名。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「一夜草 菫〈略〉一葉草 同 命をやかけてぞ惜しむ一はくさ月にや花のさかむよなよな」(出典:蔵玉集(室町))
  4. 植物「やなぎ(柳)」の異名。
  5. 植物「あし(葦)」の異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「一葉草」の解説

一葉草 (ヒトハグサ)

植物。スミレ科の無茎性多年草,園芸植物,薬用植物。スミレの別称

一葉草 (ヒトハグサ)

植物。ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木・低木類の総称。ヤナギの別称

一葉草 (ヒトツバグサ・ヒトハグサ)

植物。ゴマノハグサ科の落葉高木,薬用植物。キリの別称

一葉草 (ヒトハグサ)

植物。イネ科の抽水性多年草,薬用植物。アシの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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