精選版 日本国語大辞典「一見状」の解説
いっけん‐じょう ‥ジャウ【一見状】
〘名〙 古文書の一形式。軍忠状や着到状において、大将・軍奉行・奉行人などがその内容を承認した証判として、文書の奥または袖(そで)に「一見了」「承了」等その旨を記し、花押を加えたもの。後日の証拠文書となる。
※熊谷家文書‐建武四年(1337)八月日・野本朝行子息鶴寿丸軍忠状「随而佐竹刑部大輔一見状分明也」
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