七十(読み)ナナソジ

デジタル大辞泉 「七十」の意味・読み・例文・類語

ななそ‐じ〔‐ぢ〕【七十/七十路】

70歳。70年。→十路
老人は、まだ、其の上を四つ五つで、やがて―なるべし」〈鏡花歌行灯
しちじゅう。ななそ。

なな‐そ【七十】

しちじゅう。
「良き馬―」〈欽明紀〉

しち‐じゅう〔‐ジフ〕【七十】

10の7倍の数。ななじゅう。
70歳。古希。ななそじ。

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精選版 日本国語大辞典 「七十」の意味・読み・例文・類語

しち‐じゅう‥ジフ【七十】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一〇の七倍の数。ななじゅう。ななそじ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 年齢の七〇歳をいう。古希。
    1. [初出の実例]「鳴桐半燼遇知音、七十還悲雪鬂侵」(出典:雑言奉和(10C初か)七言、秋日陪左丞相城南水石亭祝蔵外史大夫七旬之秋応教一首〈三善清行〉)

なな‐そ【七十】

  1. 〘 名詞 〙 七の一〇倍の数。七〇。しちじゅう。
    1. [初出の実例]「七十余子(ナナソあまりのみこ)は皆(みな)国郡(くにさと)に封(ことよ)させて」(出典:日本書紀(720)景行四年二月(北野本訓))

ななそ‐じ‥ぢ【七十・七十路】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じ」は接尾語 ) しちじゅう。また、七〇年。七〇歳。
    1. [初出の実例]「翁年七十に余りぬ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

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