三太夫(読み)サンダユウ

デジタル大辞泉 「三太夫」の意味・読み・例文・類語

さんだゆう〔サンダイフ〕【三夫】

もと華族金持ちの家で、家事会計をまかされていた家令執事などの俗称。
「頑固で、気の強い、年寄りの―がいた」〈志賀暗夜行路

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精選版 日本国語大辞典 「三太夫」の意味・読み・例文・類語

さんだゆうサンダイフ【三太夫】

  1. 〘 名詞 〙 華族や金持の家などで、家事や会計の仕事などをまかされていた男の通称。家令。家扶。執事。
    1. [初出の実例]「『左(と)も右(かく)もお控へめされ』と取次の三太夫(ダイフ)辻褄の合はぬことを言って」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二二)

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