三好之長(読み)みよし ゆきなが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三好之長」の解説

三好之長 みよし-ゆきなが

1458-1520 戦国時代武将
長禄(ちょうろく)2年生まれ。阿波(あわ)(徳島県)三好郡の国人。永正(えいしょう)3年(1506)管領細川氏の相続争い細川澄元擁立。翌4年澄元が家督をつぐと,その家宰として権力をふるった。5年大内義興(よしおき),細川高国に京都を追われ,17年再起をはかったが高国に敗北。同年5月11日処刑された。63歳。名はのち長輝(ながてる)。号は希雲。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三好之長の言及

【三好氏】より

…承久の乱後,阿波守護となった小笠原長清は甲斐から阿波麻殖(おえ)保に移り,その10代後の義長のとき三好郡芝生(しぼう)(現,徳島県三野町)に住み,初めて三好氏を称した。応仁の乱ころには阿波屈指の国人に成長し,守護細川成之の被官として三好,美馬,板野3郡を支配,1506年(永正3)細川政元の猶子澄元の側近として上洛した三好之長(ゆきなが)は,やがて摂津守護代となり,澄元没落後はしばしば再起を企てたが20年刑死した。その孫元長は27年(大永7)細川晴元を擁して上洛,山城守護代となったが,やがて晴元に疎んぜられ,32年(天文1)本願寺の攻撃により自刃。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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