三宅線(読み)ミヤケセン(その他表記)Miyake's line

デジタル大辞泉 「三宅線」の意味・読み・例文・類語

みやけ‐せん【三宅線】

動物地理区境界線の一。屋久島種子島九州の間に東西に引かれる。多くの南方系チョウ類の分布北限となっている。昭和4年(1929)、昆虫学者の江崎悌三が提唱し、三宅恒方にちなんで命名

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三宅線」の意味・わかりやすい解説

三宅線
みやけせん
Miyake's line

生物の分布境界線の一つ。九州の大隅半島と屋久島,種子島両島との間の大隅海峡に引かれた境界線。主としてチョウ類の分布の差から,1929年江崎悌三が昆虫学者三宅恒方にちなんで名づけた。しかし,多くの動物については,むしろ渡瀬線が重視される。

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