三平等観(読み)サンビョウドウカン

デジタル大辞泉 「三平等観」の意味・読み・例文・類語

さん‐びょうどうかん〔‐ビヤウドウクワン〕【三平等観】

密教観法で、人間の身・口・意の三業さんごうは仏の三密にかなって修められ、また、その隠された本性では仏の身・口・意の三業と同じであるから、衆生の三業に仏の三密が加わり即身成仏の悟りとなるというもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「三平等観」の意味・読み・例文・類語

さん‐びょうどうかん‥ビャウドウクヮン【三平等観】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。密教で、身・口・意の三密が本来、平等無二である理を行者本尊および諸仏との、自・他・共の三において平等と観ずることをいい、これにより行者と本尊とが一体になるとする。また、護摩を修するとき、その護摩の理を観ずる内護摩で、本尊と炉壇と行者の三者本来平等と観ずる観法をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む