三思(読み)サンシ

デジタル大辞泉 「三思」の意味・読み・例文・類語

さん‐し【三思】

[名](スル)
三度考えること。何度も繰り返し考えること。熟慮。「三思して人事に当たる」「三思一言」
《「荀子」法行から》若い時には老後のことを、年をとったならば死後のことを、豊かな時には貧乏になった時のことを考えておくこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三思」の意味・読み・例文・類語

さん‐し【三思】

〘名〙
① 同じことを三度思うこと。何度もよく考えること。熟慮。
懐風藻(751)在常陸贈倭判官留在京・序〈藤原宇合〉「如有我一得之言、庶幾慰君三思之意」 〔論語公冶長
② 若い時に成長してからのことを、老年になって死後のことを、また、財産のある時に困窮したときのことを思うこと。〔荀子‐法行〕

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普及版 字通 「三思」の読み・字形・画数・意味

【三思】さんし

熟考する。

字通「三」の項目を見る

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