デジタル大辞泉 「三文化広場」の意味・読み・例文・類語 さんぶんか‐ひろば【三文化広場】 《La Plaza de Tres Culturas》メキシコの首都メキシコシティーにある広場。アステカ王国時代の遺跡、16世紀建造のサンティアゴ教会、近代の高層建築という三つの時代の文化を見られる場所として、同国の建築家マリオ=パニが命名・設計した。1968年、反政府を訴える大規模な学生デモが軍や警察に弾圧された、トラテロルコ事件が起きた場所で、犠牲者に捧げられた石碑がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「三文化広場」の解説 さんぶんかひろば【三文化広場】 メキシコの首都メキシコシティにある広場。メキシコシティの北に位置し、先スペイン期の遺跡の上に植民地時代のサンティアゴ教会が建ち、そのまわりを高層団地や外務省ビルが取り囲んでいるため、「三文化」と名づけられた。アステカ時代には「トラテロルコ」と呼ばれる巨大な市場があり、クアウテモクが率いるアステカ軍がスペイン人の征服者コルテスに打ち破られたとされる場所でもある。1968年には「メキシコの奇跡」といわれた経済発展のもと、オリンピック開催を目前に控えた10月2日に、学生や労働者の反政府運動が軍によって鎮圧され、多数の死傷者を出す惨事も起こった。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報