日本歴史地名大系 「三根郡・三根郷」の解説
三根郡・三根郷
みねぐん・みねごう
〔三根郡〕
建武三年(一三三六)「対馬島大掾職」に「峯太郎掾光家」が補任されており(同年四月五日「少弐頼尚書下」三根郷給人等判物写、以下断りのない限り同判物写)、大掾という令制下の役職名が残ることも注目されるが、この対馬島大掾職は峰氏を称する阿比留氏が代々相伝してきた職分で、宗氏の勢力が強まるなかでなお存続していることが知られる。貞和四年(一三四八)「ミねのくんし」や伊奈郡司らは、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報