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三江 さんこうSān jiāng

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世界大百科事典 第2版の解説

さんこう【三江 Sān jiāng】

中国の古典で三江と称されるものはいくつかあるが,最も著名で古くからその比定をめぐり学者の論争がくりかえされてきたのは《尚書》禹貢に〈三江既入,震沢底定(三江がすでに海に流れ込み,震沢も安定するようになった)〉とみえるもの。これは古代における長江(揚子江)下流域の治水について記したものと考えられるが,この三江をめぐっては大別すれば,(1)長江中流域の贛江(かんこう)・漢江・岷江を指すとするもの(《初学記》の引く鄭玄(じようげん)の説など),(2)長江の下流部が三つに分かれていたとするもの,おのおののコースには各種の説がある(《漢書》地理志など),(3)江蘇省の太湖以東,長江デルタ先端部にあった主要な水流を指すとするもの(《呉地記》など),(4)長江以外に銭塘江や浦陽江が含まれるとするもの(《国語》韋昭注など),などの説があり一定しない。

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世界大百科事典内の三江の言及

【江蘇[省]】より

…長江は南京を過ぎて平地に出ると,流れはゆるやかになり大量の砂泥を下流に沈殿させて,太湖を中心とする広大な湿地帯を作りあげた。そこへ西部山地から流入した水が,いわゆる三江(呉淞(ウースン)江・婁(る)江・東江)に分かれて海に注いでいたのであるが,三江の下流が淤塞(おそく)すると太湖の面積は増大し,いたるところに沼沢が発生した。この地帯にクリーク網が開かれ排水が進んだのは,五代の呉越国の治下においてである。…

※「三江」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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