三種世間(読み)サンシュセケン

デジタル大辞泉 「三種世間」の意味・読み・例文・類語

さんしゅ‐せけん【三種世間】

仏語。生きものとしての衆生世間、その生きものの住む場所としての国土世間、この二つを構成する五蘊ごうんについていう五陰ごおん世間の三つ。また、器世間(国土世間)・衆生世間と、これらが教化対象となることを示す智正覚世間(仏の智身)。3種の世間。三世間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三種世間」の意味・読み・例文・類語

さんしゅ‐せけん【三種世間】

〘名〙 (「世間」は壊れるべきものの意で、また、そのようなものにつなぎとめられている現象などをいう) 仏語。生きものとしての衆生世間、その生きものの住む場所としての国土世間、この二つを構成する五蘊(ごうん)についていう五陰(ごおん)世間の三つ。また、器世間(国土世間)・衆生世間・智正覚世間(仏の智身)の三つ。三種の世間。三世間。〔性霊集‐一〇(1079)〕 〔大蔵法数一一

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android