三通政策(読み)さんつうせいさく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三通政策」の意味・わかりやすい解説

三通政策
さんつうせいさく

1979年から中国が台湾に呼びかけている政策で,大陸と台湾の間に郵政および航路と貿易の開通 (中国語では通郵,通航通商) をさす。台湾の国民党は,1980年代の後半から第三地 (おもにホンコン) を経由して,両岸の経済貿易,文化,学術および教育の交流を容認し拡大してきたが,現時点では,大陸が対台湾武力行使を放棄しないかぎり三不政策を実行し,三通には応じられないと主張している。しかし,経済交流の急速な発展によって台湾の三不政策は一層の圧力を受けており,三通が実現する可能性も出ている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む