上久津呂村(読み)かみくづろむら

日本歴史地名大系 「上久津呂村」の解説

上久津呂村
かみくづろむら

[現在地名]氷見市上久津呂

十二町じゆうにちよう平野の西に位置し、北は中谷内なかやち村、北東は下久津呂村、西は粟原あわら村。集落は十二町潟の上流の低湿地を東にみる半島状に延びた丘陵の南側山麓に位置し、粟原村から万尾もお(久津呂川)が流れ出る谷間の入口にある。対面する丘陵の裾野垣内下垂しもたれがある。南側を十二町潟に注ぎ込む万尾川が流れる。主要な道である十二町村からの道は水害の多い低湿地を避け、中谷内村から粟原村経由の山越えの道である。正保郷帳の高四九四石余、田方二一町三反・畑方一一町六反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高五一二石・免六ツ五歩、小物成は山役三一匁、延宝八年(一六八〇)の新開高として一四石余・免三ツ九歩がある(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android