日本歴史地名大系 「上岩村」の解説 上岩村かみいわむら 熊本県:玉名郡三加和町上岩村[現在地名]三加和町岩(いわ)岩村(いわむら)嶽の南麓に位置し、南部を岩村川が流れ、西は上津原(うえつはら)村、南は岩村と接する。享禄二年(一五二九)三月二三日の角田右衛門尉宛菊池義宗義氏知行宛行状(津野田文書)にみえる「玉名郡東郷之内両岩村三十六町」は、当村と岩村と思われる。近世は南関手永に属する。元禄国絵図に「岩村之内上岩村」とあり、もとは岩村に属した。 上岩村あげいわむら 兵庫県:神崎郡大河内町上岩村[現在地名]大河内町上岩寺前(てらまえ)村の南西、市(いち)川支流の小田原(おだわら)川の下流域に位置する。慶長国絵図に「阿気ハ」とみえ、元禄郷帳にはアゲハと読みが付される。領主の変遷は寺前村と同じ。正保郷帳では田方九九石余・畑方九石余、「柴山有」と注記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報