日本歴史地名大系 「上波浦」の解説
上波浦
うわばうら
- 愛媛県:宇和島市
- 上波浦
宇和海に突出した
太閤検地の石高は一八七石九升六合、耕地面積の比率は田四パーセント、畑九六パーセントであったが、寛文検地では石高が二パーセント減少し、田三パーセント、畑九七パーセントとなっている。「墅截」によると、村柄・耕地ともに「中」、水掛りは「吉」。鬮持制実施期の百姓数八八人のうち本百姓八七人、庄屋一人になっている。「大成郡録」によると、宝永三年(一七〇六)の戸数一一七、人口八七九、鰯網一四帖、網船二八艘、小船七三艘、宝暦七年(一七五七)の戸数一五二、人口一千六二、鰯網一一帖、網船二六艘、小船六八艘となっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報