上津深江村(読み)こうつふかえむら

日本歴史地名大系 「上津深江村」の解説

上津深江村
こうつふかえむら

[現在地名]苓北町上津深江

東は坂瀬川さかせがわ村、西は志岐しき村に接する。富岡とみおか湾に面して西川内鬼塚にしかわちおにづか古墳がある。墳丘は失われているが、石室石材の大きさや須恵器などの副葬品から海に生業を求めた族長墳墓と推定される。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳に高一六〇石二斗余とある。万治二年(一六五九)石高半減により一〇三石三斗余となった(天草風土考)志岐組に属し、庄屋は山川家。「国志草稿」に竈数二四・男女数一七五とある。文政(一八一八―三〇)頃には高一一二石四斗(うち新田畑九六石三斗余)、家数二二二・人数一千一五一となり、戸口の増加が著しかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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