精選版 日本国語大辞典 「上津神社」の意味・読み・例文・類語 あげつ‐じんじゃ【上津神社】 大分県豊後大野市大野町片島にある神社。旧県社。祭神は月読命(つきよみのみこと)ほか。応神天皇三年の創建と伝えられる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「上津神社」の解説 上津神社あげつじんじや 大分県:大野郡大野町片島村上津神社[現在地名]大野町片島上津山麓にある。祭神は月読命・応神天皇・神功皇后。旧県社。社記によれば天長年間(八二四―八三四)に比叡山の金亀が由原(ゆすはら)宮(現大分市)を創建したのち上津山上に一祠社を興し、上津八幡と称した。長徳三年(九九七)には大納言頼房により五節神事の修法が命じられた。寿永二年(一一八三)緒方惟栄により再興され、その後大友氏・戸次氏が祭祀を行ったと伝える(豊後国志)。弘長元年(一二六一)一一月二〇日の上津八幡社神宝造替注文案(上津八幡社文書)に「大野庄中村上津殿」とみえ、三三年に一度造替することとなっている当社の神宝の注文が地頭代より注進されている。なお長徳三年一二月一三日の藤原頼房寄進状写(上津八幡社神庫古書古記留所収文書)によれば、国司藤原頼房により大野郡宮貞(みやさだ)の国司田地三段井尻(いのしり)が五月五日・九月九日の神事免として寄進されたとあるが、この文書は検討を要する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by