日本歴史地名大系 「上白岩村」の解説 上白岩村かみしらいわむら 富山県:中新川郡立山町上白岩村[現在地名]立山町白岩六郎谷(ろくろうだに)村の北、白岩川右岸に位置し、対岸で和田(わだ)川が合流する。北は下白岩村・谷口(たにぐち)村、西は石坂(いしざか)村。文亀元年(一五〇一)には白鳥山正恩(しようおん)寺(現真宗大谷派)が建立されていたといわれ、永禄年間(一五五八―七〇)池田(いけだ)城の落城に際し城主金森氏の家臣が開拓を進めたという(五百石地方郷土史要)。正保郷帳では高二一〇石余、田方一一町余・畑方三町。 上白岩村かみしらいわむら 静岡県:田方郡中伊豆町上白岩村[現在地名]中伊豆町上白岩大見(おおみ)川左岸の河岸段丘上にある村。北の対岸は下白岩村。延宝四年(一六七六)には上下白岩村で高一千二三石余(「伊豆国中拾組高寄帳」石橋家文書)、元禄(一六八八―一七〇四)初年には上白岩村として高五三〇石余(元禄初年高帳)。江戸時代初期は幕府領、元禄一一年旗本鳥居・松波・小出・岡野・猪子・戸田の六給となる。戸田領は安永七年(一七七八)相模荻野山中藩領となり幕末に至る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by