上相野村（読み）かみあいのむら

日本歴史地名大系

上相野村
かみあいのむら

• 青森県：西津軽郡
• 森田村
• 上相野村

[現在地名]森田村上相野

北は広富（ひろとみ）村、田圃を隔てて東は栄田（ゆうた）村、南は栄田村支村笹木（ささき）、西は漆館（うるしたて）村へ続く。

天和三年（一六八三）の広須御新田所図に村名がみえ、享保一二年（一七二七）には木造新田に属し、山通三六ヵ村の一つで村位は下と定められた（平山日記）。享保一六年の検地帳によれば、田畑屋敷合せて四二町六反九畝二九歩、村高は二八四・七五二石であった。うち田方は三七町四反六畝九歩で二六五・九九一石、上田から下々田まで設定され、下田が二一町七反八畝二九歩、一五二・五二七石とあり、畑方は五町二反三畝二〇歩で一八・七六一石、上畑がなく中・下・下々畑で、下畑が二町九反五畝二三歩、八・八七三石とある。天保五年（一八三四）の郷村帳によれば、寛政一〇年（一七九八）に一八九・五石、文化九年（一八一二）に四九・三石の新田高が書上げられている。

上相野村
かみあいのむら

• 兵庫県：三田市
• 上相野村

[現在地名]三田市上相野

下相野村の北西に位置し、南西は播磨国美嚢（みのう）郡武士山（むしやま）新田（現吉川町）。相野川上流の丘陵地帯で灌漑用溜池が多い。中世の野鞍（ののくら）庄相野村が近世初期に分立して成立。慶長国絵図に上相野村とみえ、高一六〇石余。正保郷帳では高二七七石余。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」