上花園神社(読み)かみはなぞのじんじや

日本歴史地名大系 「上花園神社」の解説

上花園神社
かみはなぞのじんじや

[現在地名]花園村中南

旧村社。祭神丹生津比売にうつひめ命・高野たかの明神。「続風土記」によれば、古くは花園荘の氏神丹生高野四所にうこうやししよ明神と称されたが、いつの頃か紛争があって相浦あいのうら大滝おおたき(現和歌山県高野町)中南なかみなみ久木くき(現花園村)の花園上荘の氏神となったという。一間社春日造の本殿は天保五年(一八三四)建立といい、また古くは神宮寺大御堂おおみどう寺があったという。祭礼は一〇月一五日。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android