デジタル大辞泉 「上表」の意味・読み・例文・類語 じょう‐ひょう〔ジヤウヘウ〕【上表】 《古くは「しょうひょう」》1 上に掲げてある表。「上表を参照せよ」2 意見を書いた文書を、君主に奉ること。また、その文書。「時に中納言、農務なりはひを妨げむことを恐り、―して諫を立つ」〈霊異記・上〉3 辞表を提出すること。「内大臣をば―せらる」〈平家・六〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「上表」の意味・読み・例文・類語 じょう‐ひょうジャウヘウ【上表】 〘 名詞 〙 ( 古くは「しょうひょう」 )① 君主に文書をたてまつること。また、その文書。上書。上疏。[初出の実例]「高麗上表、図二烏冊於鳥文一」(出典:懐風藻(751)序)「時に中納言、農務(なりはひ)を妨げむことを恐り、上表して諫を立つ。天皇従ひたまは不(ず)」(出典:日本霊異記(810‐824)上)[その他の文献]〔新唐書‐百官志〕② 辞表を提出すること。辞職。致仕。正表。また、辞退すること。[初出の実例]「上表、以二兼綱一為レ使、入レ夜給二勅答一」(出典:御堂関白記‐寛仁二年(1018)二月九日)「師号を恩賜すとも上表辞謝する」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例