上黒川村
かみくろかわむら
[現在地名]八幡町上黒川
下黒川村の東にあり、東は草津村。元和九年(一六二三)の上黒川村検地帳(後藤文書)によれば高一一〇石余、反別九町余。この年黒河村が上黒川村と下黒川村に分村した。名請人一三、うち屋敷持九、寺一。最も多い保有地は二郎左衛門の一町八反余、屋敷二、以下五反以上一町未満九、五反未満三。たての下・たてノ内・きと口・ちゃはたけなど三四の地名がみえる。
上黒川村
かみくろかわむら
[現在地名]岩城町上黒川
黒川の上流一帯を占める山村で、東は山地、西は下黒川村に接する。西流する黒川に沿って菖蒲田・菅生田・湯殿沢・宮田・岩ノ沢の小集落があり、これらを結んで内越街道が通り、折渡峠へ続く。
慶長一七年(一六一二)の由利郡中慶長年中比見出検地帳(由利郡中世史考)に赤尾津郷の一村として村名がある。寛永二年(一六二五)には一八四石、納米一〇五石、免五ツ七分であった(油利之内修理大夫様御知行御検地帳免定之目録写)。
上黒川村
かみくろがわむら
[現在地名]輪島市上黒川町
下黒川村の西、鳳至川中流西岸の山間部に立地。正保郷帳に村名がみえ、高五七石余、田方三町一反余・畑方七反。承応三年(一六五四)の村御印では同高、免四ツ五歩(能登奥両郡収納帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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