上黒田春日神社(読み)かみくろだかすがじんじや

日本歴史地名大系 「上黒田春日神社」の解説

上黒田春日神社
かみくろだかすがじんじや

[現在地名]京北町大字上黒田

上黒田集落の中央、大堰おおい川の右岸にある。祭神みやの春日神社と同じく武甕槌神・経津主神・天児屋根命・比大神の四神。上黒田の氏神。旧村社。

長和二年(一〇一三)黒田三ヵ村(上黒田・下黒田・黒田宮)の氏神として宮に宮野之大明神が建立されたが、その後上黒田村は人家が増加し、一村で神社を奉安したいと願い、藤原(近衛)家の認可を得、宮村と同様に奈良春日神社の分霊を勧請して、嘉暦三年(一三二八)五月に神社を建立したという(諸記、元禄六年「宮野大明神記録帳」宮春日神社蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android