下って(読み)クダッテ

デジタル大辞泉 「下って」の意味・読み・例文・類語

くだっ‐て【下って/▽降って】

[接]《「くだりて」の音変化》
1 書簡文やあいさつで、自分のことを述べはじめるときに用いて、謙譲の気持ちを表す語。「―小生無事回復いたしましたのでご安心ください」
2 物事を並べるとき、少し価値や序列などが下がるものを表すのに用いる語。「社長、重役、―社員」

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精選版 日本国語大辞典 「下って」の意味・読み・例文・類語

くだっ‐て【下て】

  1. 〘 接続詞 〙 ( 「くだりて」の変化した語 )
  2. ① 手紙やあいさつの中で、自分の方の事柄を述べる時、その冒頭に用いて謙譲を表わす語。「くだって、私方もお蔭様にて無事越年いたしました」
    1. [初出の実例]「下而私共も原稿反古の裏にうづくまりて」(出典:消息(1899‐1900)〈正岡子規〉)
  3. ② 物事を並列する時、やや価値の低いものという気持で終わりに挙げるのに用いる語。
    1. [初出の実例]「落語、講談、浪花節、さては、音曲、舞踊、くだっては、コミック手踊、新派悲劇」(出典:屋根裏の法学士(1918)〈宇野浩二〉)
  4. ③ 時が移って。その後。
    1. [初出の実例]「大正十一年〈略〉、降って大正十三年一月頃」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉三)

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