デジタル大辞泉 「下化衆生」の意味・読み・例文・類語 げけ‐しゅじょう〔‐シユジヤウ〕【下化衆生】 仏語。菩薩ぼさつが、上には菩提ぼだいを求めると同時に、下に向かっては衆生を教化きょうけ・救済ぐさいすること。⇔上求菩提じょうぐぼだい。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「下化衆生」の意味・読み・例文・類語 げけ‐しゅじょう‥シュジャウ【下化衆生】 〘 名詞 〙 仏語。生を受けたものすべてを教化し救済すること。菩薩が利他の行として行なうもの。下化冥暗(げけめいあん)。⇔上求菩提(じょうぐぼだい)。[初出の実例]「四衢譬二大乗四摂四等一。言三乗人発二大乗下化衆生之機一」(出典:法華義疏(7C前)二)「上求菩提下化衆生(ゲケシュじゃう)の方便なり。とくとく一分の慈悲をたれ給へ」(出典:源平盛衰記(14C前)一八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下化衆生」の意味・わかりやすい解説 下化衆生げけしゅじょう 仏教用語。この迷いの世界にあって,真理をみずに惑い苦しむ生きとし生けるものを教化し救済することをさす。「化」は「導く」の意。一般に,みずからの理想として,悟りを追求する「上求菩提」の対句として用いられる。他人に対する積極的教化を大乗仏教では特に強調する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by