下竪町(読み)しもたてまち

日本歴史地名大系 「下竪町」の解説

下竪町
しもたてまち

上京御前通下立売上ル四丁目

町の東寄りを南北に御前おんまえ(旧西大宮大路)が通り、西は天神てんじん通。東竪町の下(南)に位置する。

御前通の東側は平安京大内裏「正親司」の跡地で、南隣の西上之にしかみの町との境界辺りに築地を切抜いただけの屋根のない上西門があった(「拾芥抄」宮城指図)。この通り以西は平安京の右京北辺で、平安中期以降は正親おおぎ町小路西大宮大路西側の地。御前通以西の北の地は官衙町の一つ「筑紫町」の地(「拾芥抄」西京図)

宝暦四年(一七五四)再版の名所手引京図鑑綱目や「京町鑑」(宝暦一二年刊)に「大将軍下竪丁」とみえる。しかし後者は「行衛通」(現天神通)の紙屋川町下ルを「立大将軍町」、その南を「二町目」とし、「二町目」の東側に「十如寺」があると別記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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