不均衡進化論(読み)ふきんこうしんかろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不均衡進化論」の意味・わかりやすい解説

不均衡進化論
ふきんこうしんかろん

二重螺旋構造のデオキシリボ核酸 DNAが二つに分かれて複製されるとき,両方の鎖の上で起こる変異頻度は同じではなく,片方での頻度が高く,これによって多様な遺伝子を生み出しうるという仮説。 1992年,新技術事業団の古沢満博士が提唱し,大腸菌モデルにした実験確証を得た。これにより生物が環境の変化に適応して進化してきたことをうまく説明できるうえ,有用な新種微生物を効率よく生み出すことが可能になると期待されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む