中原新田(読み)なかはらしんでん

日本歴史地名大系 「中原新田」の解説

中原新田
なかはらしんでん

[現在地名]岡山市中原

旭川の中洲上に位置し、東の川向うは段之原だんのはら村・祇園ぎおん村、西川向うははら村。元禄郷帳(池田家文庫)中原新田村とみえるので、一七世紀後半には一村をなしていたと推測され、初めは中島なかしま新田とよばれたという(吉備温故秘録)。「備陽記」では朱印高のほかと注記があり高四三五石余・田畑二二町九反余、家数三二・人数三二〇、猟船三があり鮎をとるという。文化年間の「岡山藩領手鑑」では中原村とあり、直高一六九石余、蔵入。家数九一・人数五三三、牛一八、樋一、波戸四、肥船・作渡し船とも一〇、猟船四がある。


中原新田
なかばらしんでん

[現在地名]妙高村中原新田

せき川左岸に沿って南西から北東に並行して走る二本の道があり、その中間に位置する。南東大沢おおさわ新田(現新井市)北西坂下さかした新田。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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