中口(読み)ナカグチ

デジタル大辞泉 「中口」の意味・読み・例文・類語

なか‐ぐち【中口】

中央にある入り口なかのくち。
両者の間に入って、どちらに対しても相手悪口を言うこと。中傷。なかごと。
「有るかぎりの蔭口、―、告口、そしり口」〈荷風腕くらべ

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精選版 日本国語大辞典 「中口」の意味・読み・例文・類語

なか‐ぐち【中口】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中央にある入口。なかのくち。
    1. [初出の実例]「中口の明ずの門、砕けてのけと扉をたたき」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)上)
  3. なかごと(中言)
    1. [初出の実例]「他人が中口(ナカグチ)を聞く故、到頭敵味方の様に」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初)

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