日本歴史地名大系 「中在家町」の解説 中在家町なかざいけちよう 兵庫県:尼崎市尼崎城下中在家町[現在地名]尼崎市中在家町一―四丁目・西本町(にしほんまち)一―四丁目宮(みや)町の南に位置し、南は外堀の役目を終えて西流する庄下(しようげ)川を挟んで新城屋(しんじようや)新田。元和三年(一六一七)新城築造計画に際し、砂浜や芝原を城地の替地に与えられ(金蓮寺旧蔵文書)、宮町の南側から中国街道を挟んで大浜までにつくられた新しい町で、生魚問屋・魚商い人らが集住した。浜戎(はまえびす)社そばの戎の浜(中在家町二丁目)にあった魚市場を宝暦八年(一七五八)には大浜(おおはま)筋四丁目に新設移転した。規模は東西四三間・南北五間で、各地から魚船が昼夜をわかたず入港し、魚の町として賑わった(尼崎市史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by