中山小十郎(読み)ナカヤマ コジュウロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中山小十郎」の解説

中山 小十郎
ナカヤマ コジュウロウ


職業
長唄三味線方 作曲

本名
石田 俊夫

別名
前名=柏 伊佐之助,荻江節名=荻江 露夕(オギエ ロセキ)

生年月日
大正4年 2月4日

出生地
神奈川県 横浜市

経歴
長唄三味線方で、初代柏伊三郎の門弟。昭和22年1月立三味線に昇進、長く菊五郎劇団の立三味線を務めた。35年5月5代目小十郎を襲名して独立、中山派8代目家元となった。荻江節では露夕の名を許された。作曲に「大津絵道成寺」「寿式三番叟」などのほか、江戸小唄「河水」「青いガス灯」などもある。

没年月日
平成5年 1月5日 (1993年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「中山小十郎」の解説

中山 小十郎
ナカヤマ コジュウロウ

昭和期の長唄三味線方,作曲家



生年
大正4(1915)年2月4日

没年
平成5(1993)年1月5日

出生地
神奈川県横浜市

本名
石田 俊夫

別名
前名=柏 伊佐之助,荻江節名=荻江 露夕(オギエ ロセキ)

経歴
長唄三味線方で、1代目柏伊三郎の門弟。昭和22年1月立三味線に昇進、長く菊五郎劇団の立三味線を務めた。35年5月5代目小十郎を襲名して独立、中山派8代目家元となった。荻江節では露夕の名を許された。作曲に「大津絵道成寺」「寿式三番叟」などのほか、江戸小唄「河水」「青いガス灯」などもある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中山小十郎」の解説

中山小十郎(7代) なかやま-こじゅうろう

1768-1798 江戸時代中期-後期歌舞伎役者,振付師
明和5年生まれ。4代芳沢あやめの子。安永6年江戸市村座で初舞台。天明2年2代芳沢吉十郎をつぐ。のち初代中村仲蔵の養子となり,万作をへて,5年仲蔵を襲名。6年万作の名にもどり,同年7代中山小十郎をつぐ。のち振付師となった。舞踊名は志賀山万作(9代)。寛政10年9月29日死去。31歳。初名は芳沢鶴松。

中山小十郎(2代) なかやま-こじゅうろう

1705-1753 江戸時代中期の長唄唄方。
宝永2年生まれ。初代中村仲蔵(なかぞう)の養父。延享3年ごろ2代小十郎を襲名,中山家の5代となる。寛延2年立唄。江戸三座にでて,「唄は中山」とはやり唄にまでうたわれた。宝暦3年3月21日死去。49歳。初名は中山小八郎,一説中村万作

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中山小十郎の言及

【中村仲蔵】より

…前名中村中蔵。別名6世中山小十郎,8世志賀山万作。俳名秀鶴。…

※「中山小十郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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