中島泰蔵(読み)ナカジマ タイゾウ

20世紀日本人名事典 「中島泰蔵」の解説

中島 泰蔵
ナカジマ タイゾウ

明治・大正期の心理学者 早稲田大学教授



生年
慶応3年10月5日(1867年)

没年
大正8(1919)年9月27日

出生地
若狭国三方郡早瀬(福井県)

学歴〔年〕
開靖学館卒

学位〔年〕
文学博士〔大正5年〕,Ph.D.

経歴
明治24年米国コロラド大学、ハーバード大学留学。帰国後28年から37年まで元良勇次郎助手となり、その間30年東京専門学校(現・早稲田大学)教授に就任。37年札幌農学校赴任。39年再び渡米してハーバード大学に入り、さらにコーネル大学に転じPh.D.の学位を得る。42年帰国し、43年札幌農大(現・北海道大学)教授、のち早大教授に戻った。著書に「最新研究心理学」「個性心理及比較心理」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中島泰蔵」の解説

中島泰蔵 なかじま-たいぞう

1867-1919 明治-大正時代の心理学者。
慶応3年10月5日生まれ。大阪の開靖学館を卒業後,アメリカのコロラド大,ハーバード大などに留学,ブントの実験心理学をまなぶ。札幌農学校でおしえ,大正5年早大教授。大正8年9月27日死去。53歳。若狭(わかさ)(福井県)出身著作に「最新研究心理学」「個性心理及比較心理」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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