中御門宣明(読み)なかみかど のぶあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中御門宣明」の解説

中御門宣明 なかみかど-のぶあき

1302-1365 南北朝時代公卿(くぎょう)。
乾元(けんげん)元年生まれ。中御門経宣(つねのぶ)の子。春宮亮(とうぐうのすけ),蔵人頭(くろうどのとう)などをへて,暦応2=延元4年参議。後醍醐(ごだいご)天皇比叡山(ひえいざん)行幸にしたがったが,のち北朝につかえる。伝奏,評定衆などをつとめ,貞治(じょうじ)元=正平(しょうへい)17年権(ごんの)大納言。正二位。貞治4=正平20年6月3日死去。64歳。初名は宣藤(のぶふじ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中御門宣明の言及

【中御門家】より

…(1)藤原氏北家の流れ。家格は羽林家。右大臣藤原頼宗の孫にあたる権大納言宗俊(1046‐97)を祖とし,その子藤原宗忠が中御門に居を構えたのにちなんで家号とした。宗忠の日記《中右記》は,中御門右大臣記の略である。宗忠の弟宗輔,その子伊通(これみち)は太政大臣に,また宗忠の子宗能は内大臣に補任されるなど,院政期に相次いで顕要の職を占めた。その後,鎌倉・室町時代は大納言を先途とし,室町時代の権中納言宗宣のとき以来松木を号した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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