デジタル大辞泉
「中敷居」の意味・読み・例文・類語
なか‐じきい〔‐じきゐ〕【中敷居】
押入などを二段に分けるとき、鴨居と敷居との中間に入れる敷居。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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なか‐じきい‥じきゐ【中敷居】
- 〘 名詞 〙
- ① 上下二段になっている押入れの、上段のふすまなどを受ける敷居。また、ふつうの敷居より少し高いところにつけた敷居。ちゅうじきい。
- ② 一つの部屋を障子やふすまで区切るために設けた敷居。また、その仕切りとなる障子など。
- [初出の実例]「不和なる中の中敷居(なかジキゐ)目礼ばかりつと通る」(出典:浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)八)
ちゅう‐じきい‥じきゐ【中敷居】
- 〘 名詞 〙 上下二段になっている押入れの、まんなかの敷居。また、ふつうの敷居より少し高いところにつけた敷居をいう。なかじきい。〔日葡辞書(1603‐04)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の中敷居の言及
【敷居】より
…板戸,障子,ふすまなど引戸を開け閉めするための溝を突いたものが普通であるが,開き戸や開放の所に取り付けた溝のない無目(むめ)敷居もある。また,押入れや戸棚など上下2段に分けて建具を建てるとき,中間の敷居(下段には鴨居(かもい)にあたる)を中敷居という。引戸の場合,民家では,溝の先端が戸を引き出す位置で止まり,向き合った柱まで延びていないものがある。…
※「中敷居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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