目礼(読み)モクレイ

精選版 日本国語大辞典 「目礼」の意味・読み・例文・類語

もく‐れい【目礼】

  1. 〘 名詞 〙 目つきで会釈をすること。目つきで敬礼すること。
    1. [初出の実例]「大将遙に目礼(モクレイ)して一勢一勢座敷を起つ」(出典太平記(14C後)二〇)
    2. [その他の文献]〔漢書‐叙伝・上〕

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普及版 字通 「目礼」の読み・字形・画数・意味

【目礼】もくれい

目つきで会釈する。〔漢書、叙伝上〕上(しやう)、伯(班伯)の新たにるを以て、數(しばしば)之れに目禮す。因りてみて、指畫(しくわく)して伯に問ふ。

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世界大百科事典(旧版)内の目礼の言及

【挨拶】より

…古来中国では,目上の人の前は小走りに通るのが礼とされた。また,西洋人が遠距離からする目礼は,こうした接触回避の意図をいわば積極的に伝えるものであるといえよう。次に後者の積極的儀礼であるが,いわゆる挨拶表現はこれに属する。…

※「目礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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