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中村兵左衛門(9代) なかむら ひょうざえもん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中村兵左衛門(9代) なかむら-ひょうざえもん

?-1779 江戸時代中期の商人。
代々常陸(ひたち)(茨城県)下館(しもだて)藩の城下で町年寄や本陣をつとめる商家に生まれる。醤油を醸造し江戸に販売店をもった。早野巴人の門人で俳句をよくし,与謝蕪村(よさ-ぶそん)としたしんだ。安永8年死去。名は左教,秋茂。俳号は風篁。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

中村兵左衛門(9代)

没年:安永8(1779)
生年:生年不詳
江戸中期の商人。常陸国(茨城県)下館藩の城下で業を営む。別名左教,秋茂。俳号は風皇。中村家は代々上層町人として町年寄や本陣の役務をなす一方,広く商業活動を営む商家である。17世紀後半期には大和,摂津の繰綿を大坂,江戸を介して奥州にまで送る遠隔地商業を営み,数千両の取り引きを行っていた。9代兵左衛門の時代(享保期・18世紀前半)には醤油醸造経営が盛んであり,江戸に販売店をもうけ,小樽で1万樽の出荷があった。俳句もたしなみ,与謝蕪村とも親交がある。その後,中村家の主業は周辺地域で集荷する 晒木綿の江戸問屋への買次業務に移り,13代兵左衛門は下館藩の農村「復興」策をめぐって,二宮尊徳と関係が深かったといわれる。江戸期における,地方に在住する有力商人の多彩な活動がうかがわれる。<参考文献>林玲子「下館藩における尊徳仕法の背景」(『茨城県史研究』6号)

(谷本雅之)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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